Nearness of You: The Ballad Book



Nearness of You: The Ballad Book
Nearness of You: The Ballad Book

商品カテゴリー:インディーズ,ジャズ,フュージョン,ミュージック,ポップス,JPOP
収録曲:Chan's Song, Don't Let Me Be Lonely Tonight, Nascente, Midnight Mood, The Nearness Of You, Incandescence, Sometimes I See, My Ship, Always, Seven Days, I Can See Your Dreams,
セールスランク:10357 位
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マイケル・ブレッカーというと、ブレッカー・ブラザーズに代表されるパワフルな演奏をついイメージしてしまう。しかし本作はバラード作品だけあって、メロディをじっくりと吹いている。こういうマイケルもまたオツだ。
メンバーのすばらしさも特筆ものだ。なにしろプロデュースとギターはパット・メセニー、ピアノはハービー・ハンコック、ベースはチャーリー・ヘイデン、ドラムスはジャック・ディジョネットというオールスター編成なのだ。加えて<2><5>はジェームス・テイラーのヴォーカル入りだ。<2>はテイラー73年のヒット曲だが、実はあのバックでサックスを吹いていたのはマイケルだったのだ。何度も共演しているマイケルとテイラーだが、この曲は両者が初めて共演した思い出の曲なのだとか。
独自の選曲も魅力の1つだ。この種のアルバムにありがちなスタンダード集ではなく、自作やパット・メセニーの曲、ジョー・ザヴィヌルの<4>などをとりあげているのがいかにもマイケルらしい。(市川正二)



日本盤のみに入った『Say It(Over And Over Again)』

2000年12月18-20日、ニューヨーク、ライト・トラック・スタジオで録音。パーソナルはマイケル・ブレッカー(ts)、パット・メセニー(g)、ハービー・ハンコック(p)、チャーリー・ヘイデン(b)、ジャック・ディジョネット(ds)、そして2と5のボーカルでジェームス・テイラーが参加している。

このアルバムは何となくブレッカー自身のやりたいことをやる、というよりも周囲の求めるブレッカーの音のためにやっているアルバムという感じがぼくには否めない。その典型なのがラスト・トラックに日本盤だけに入ったコルトレーンの名演で有名な『Say It(Over And Over Again)』が入っていること。スイング・ジャーナルはこのアルバムに第35回(2001年度)ジャズ・ディスク大賞を与えている。そういう他律的な作り込みがこのアルバムに今までのブレッカーのやりたいことをやるというチカラが溢れていたものと異質の仕上がりにしてしまっている気がする。

日本盤のライナーでは世界中でただ一人、ブルーノートの全アルバムをコレクションしていることで有名な某評論家がこのアルバムを『待望の・・・』などと評しているが、なんだか作り込みの最終仕上げの台詞みたいでまったく持って気に入らない。ブレッカーのリーダー作で最もチカラのない駄作だと思う。
良いですね

パット・メセニーがプロデュース、スティーブ・ロドビーが共同プロデュースで、ギル・ゴールドスタインも実質かなり大きく関わっているということで、まさしくそういうサウンドになっている。"My Ship"など、ギル・エヴァンスのあのアレンジをギル・ゴールドスタインがクィンテット用に書き直したところなど、なんと既にお亡くなりになったギル・エヴァンスまで参加。そうですねえ、パットとギル・ゴールドスタインの影響がとっても強いかな。全般的に。一曲目のパットのソロはいかにも彼らしくフレッシュですね。ジェームス・テイラーが参加の2曲もバンド自体にフィットしてますね。ハービーがかなり影響されたような感じで他の曲でもジェームス・テイラー風のフレーズを入れてソロをとっているところが面白い。"Always"のジャックの叩き方やハービーの幻想的な終わらせ方もグッド。ハービーと言えば、ジョーザビヌルの"Midnight mood"でのソロがものすご〜く良いです。"Nascente"はまさしくパットメセニーな曲とアレンジで、PMGが好きならば盛り上がるはず! 一言で言って、パットの世界にマイケル他のグレイト・ミュージシャンが大勢で参加してグッド・ミュージックやってますという感がとても強いですね。マイケル・ブレッカーのソロも今回どの曲も彼らしくやっているところが良い。どうしてもこういうのやるとコルトレーンがハラッドやったやつを思い出して比較しちゃったりしますけど、あれとはかなり方向性が違い、マイケルのいつものネットワーク、パットにギルと一緒に今一番アップ・トゥ・デイトだと感じていることをやっているという印象。しかし、いつも思うのですがギル・ゴールドスタインがいつでもどこでも出てきて、良くも悪くも彼が音楽の最先端は何かを定義している気がします。だから、日本版についてくるボーナスは、演奏もテーストも方向性が違っているのでそういう意味でよろしくないと思いました。(なんて、両方持ってるのでそう感じたんですけど)
良いの一言

フュージョン全盛の80年前後、マイケル・ブレッカーをよく耳にし、その頃確かに好きだった。
その後、マイルスやその周辺、あるいはメインストリームと称される4ビートのJazzにはまっていった自分は、ブレッカーが出すフュージョン系のアルバムは実を言うとあまり聞きたくなかった。
このアルバムはコテコテのJazzではないが、フュージョンでもない。が、この辺の自由度がこの人の凄さなんだと実感できる作品になっている。
ジャケットのデザイン通りの内容といったら語弊を招くであろうか。
良いの一言。
バラードは子守唄ではない

マイケル・ブレッカーのバラードアルバムというコンセプトはいつか出るとは思ってました。他のメンバーもすばらしいし、ボーカルにジェームス・テイラーまで参加しているし。ジャケットもセンスがよく、かなり期待して聴きました。たしかにジェームス・テイラーのボーカル2曲を含む前半5曲目までは、聴きごたえのある素晴らしいバラードが展開されます。しかし、後半は残念ながらだんだん失速していきます。退屈なのです。ほかの方のレビューでコルトレーンを引き合いに出してましたが、前半5曲は十分勝負できると思います。それほど素晴らしいです。ジェームス・テイラーがお好きな方には、特におすすめしたいアルバムです。
バラードブック

通して聴いてみて、その美しさがとても印象に残りました。
すばらしいメンバーによるスーパートリオですが、
出すぎた演奏があるわけではなく、抑えたフレーズが気持ちいい。
J.テイラーの声も沁みて、いい雰囲気出しています。
コルトレーンのバラードと比較したらまたおもしろいバラード
ブック。いつまでも聴きつづけられる静かな傑作。



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