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中国文明の歴史〈4〉分裂の時代―魏晋南北朝 (中公文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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北族跋扈と貴族文化、混乱の中の再生
魏晋南北朝、特に五胡十六国と呼ばれる時代は、中国史の中でも特に複雑で、それだけに歴史ファンの興味を惹いてやまないものがあります。両漢古代帝国の繁栄は、外戚や宦官たちの恣意的統治と地方豪族の台頭によって翳りを兆し、三国鼎立と曹家・司馬家の簒奪劇、そして大地をどよもすような戦乱のうちに、統一中華文明の栄華は幕を閉じます。
そうした中、中国史に新たな駆動力を加えたのが、北族をはじめとする異民族と漢民族との多様にして深刻なインタラクションであり、また、江南開発の過程で地盤と名望を確保し貴族化の路を行く豪族たちの活躍でした。異民族との交流は中華のアイデンティティを拡大・充実させ、貴族制の発展に支えられた南朝文化の開花は、今日にもつながる中国的文雅趣味を定着させるに至ったのでした。
本書は、この魏晋南北朝期を対象に、込入った事実関係を巧みに整理しつつ、混乱と分裂の中での文明的再生、そして発展というアンビバレントな時代様相を分かり易く説き明かしています。特に、北魏発展の実態や南北朝における仏教隆盛の状況などが比較的詳しく紹介されており、興味をそそられます。
この時代、三国志の故事以外は、どちらかと言えば我々馴染薄ですが、本書は、そんな一見「マイナー」な時代も実は興味深い事柄に満ちていることを教えてくれます。もともとはたいへん古い本ですが、内容的には、今なお新鮮さを失っていません。多くの東洋史ファンに一読をおススメしたいと思います。
三国志を含む巻です
時代的には後漢末から、隋の再統一までの部分を扱っている巻です。 三国時代とその後の戦乱がコンパクトにまとめられています。 このシリーズは役40年前に刊行されたものなのですが、 現在でも十分通用するないようです。 その間の魏晋時代のの考古学的発見もけっこうあるのですが、 基本的な内容をおさえるのが目的の本なので、問題はないでしょう。三国志とその後の英雄たちの物語として楽しむこともできるし、 政治〜文化史というような幅広い概説書としても利用できる1冊です。
中央公論新社
中国文明の歴史〈3〉秦漢帝国 (中公文庫) 中国文明の歴史〈8〉明帝国と倭寇 (中公文庫) 中国文明の歴史〈7〉大モンゴル帝国 (中公文庫) 中国文明の歴史〈5〉隋唐世界帝国 (中公文庫) 中国文明の歴史〈6〉宋の新文化 (中公文庫)
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